東京新聞より

【コラム】
筆洗
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2016年1月29日
 「ふたをすると、ふたつ減るものは何?」。最近、同僚から出されたなぞなぞだ。頭をひねったが、さっぱり分からない。ただ、テレビを見ていて「ふたをすると、増えるもの」なら見つかった

▼画面に映っていたのは、甘利明さん。週刊誌が報じた疑惑について記者会見をしている。曰(いわ)く、大臣室などで業者側から現金を二度受け取ったが、秘書に適切に処理するよう指示した。曰く、業者側から提供された五百万円のうち三百万円を秘書が使ってしまった

▼甘利さんは「秘書に責任転嫁することは、自分の美学に反する」と大臣を辞任したが、どんな業者かもしかと分からぬのに現金を受け取るというのは、その「美学」に反しなかったのだろうか

▼気になったのは、甘利さんが「(今の小選挙区制度では)いい人とだけつき合っていたら落ちてしまう。来る者拒まずでないと当選しない」とも語っていたことだ。もし「来るカネも拒まず」というのが実態ならば、制度に問題があるのではないか
▼安倍政権でも何人もの大臣が政治とカネをめぐって批判にさらされてきたのに、問題の源(みなもと)にふたをしたままでは、政治不信は増すばかりだ

▼冒頭のなぞなぞの答えは「八」。ふたをすると「六」になる。なぞなぞは答えを聞けば「なーんだ」となるが、政治とカネをめぐる謎は、政治家の答えを聞くと、かえってもやもやが増える。

真詮寺

中東の平和は水次第、降雨が十分にあれば平和。

遊牧民と農民の間柄。

歴史を眺めますと、貧困と飢餓が、民族間や国家間の戦争を起こします。日本は、人類史上珍しく70年間も戦争を起こさない国です。弘法大師が四国に於いての水争い戦争と飢餓を溜め池造成作戦を扇動して解決しましたように、日本は、アフリカ諸国や中近東諸国の、宗教争いに偽装された殺しあい生存競争内戦、気候変動による干ばつ飢餓生き残り戦争を、米を大増産し無償で干ばつと飢餓に苦しむ当該諸国の国民に相手国政府に委ねず、横領されないように直接自衛隊部隊により調理を含めて配布し、また、水源確保のため工兵部隊を派遣し、飢餓と水飢饉を救うのが、あるべき姿です。今こそ、平成の弘法大師の再来を日本国民総意で実現するべき時なのです。