秘匿してならないことをした安部自衛隊、総指揮官は引退すべし

【政治】
PKO日報隠蔽問題 陸自トップ辞任へ 稲田氏の関与焦点
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2017年7月27日 夕刊
岡部俊哉氏
 南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報隠蔽(いんぺい)問題で、陸上自衛隊トップの岡部俊哉陸上幕僚長が辞意を固めたことが分かった。政府関係者が二十七日、明らかにした。防衛省内では事実上の引責辞任との見方が強い。事務方トップの黒江哲郎事務次官の辞任論も浮上した。防衛省は二十八日に特別防衛監察の結果と関係者の処分を公表する。日報の非公表方針を了承した稲田朋美防衛相の関与を認定するかや、稲田氏が今回の混乱を招いた責任をどう説明するかが最大の焦点になる。
 一連の問題は情報公開請求を受けた後、陸自幹部が「日報は行政文書に当たらない」と判断したことが発端。その後、日報データが削除され、岡部陸幕長も保管の事実を非公表とする方針を決める場におり、責任を取る必要があると判断したとみられる。非公表の最終判断は黒江次官の意向に沿ったものだった。
 岡部陸幕長は二十七日朝、防衛省で記者団に、自らの進退について「コメントは控えさせてください」と述べた。八月上旬の将官人事に併せて辞任する見通し。黒江次官は報道陣に無言だった。
 陸自では昨年七月、現地部隊が作った文書の情報公開請求に対し、上級部隊の中央即応集団の幹部(当時)が日報の存在を把握しながら「行政文書に当たらない」との認識を示した。昨年十月の請求に対しても「廃棄済み」とした。
 岡部陸幕長は今年一月十七日に日報の電子データが保管されていたことを把握。陸自は同二十七日に統合幕僚監部の防衛官僚である辰己昌良総括官に伝えたが「今更陸自にあったとは言えない」とされた。二月十三日に陸上幕僚監部ナンバー2の湯浅悟郎副長が稲田氏に経緯を報告した。
 岡部陸幕長は十五日に黒江次官と会い、公表するか確認したが、黒江次官は「陸自のデータは個人が保存しており公文書には当たらない」と回答。同じ日に稲田氏や岡部陸幕長、黒江次官らが出席した会議が開かれ、黒江氏の意向に沿い非公表の方針が了承された。
 岡部陸幕長は昨年七月に就任。防衛省制服組トップである河野克俊統合幕僚長の有力な後任候補と目されていた。陸幕長の後任には山崎幸二北部方面総監の名前が挙がっている。


■ 政治
次々に出てくる安倍氏を包囲する情報 強制捜査が先か 加計学園白紙撤回できない安倍氏は真っ黒
猪野 亨

 加計学園ばかりに目が行っていたら、森友学園についても大きな情報が飛び込んできました。

 近畿財務局と森友学園との間の土地売却に関する価格交渉の経緯です。「近畿財務局と森友学園 売却価格めぐる協議内容判明」(NHK2017年7月26日)

「関係者によりますと、財務局は学園側にいくらまでなら支払えるのか尋ね、学園側は上限としておよそ1億6000万円という金額を提示していました。実際の売却価格は学園側の提示を下回る金額に設定されていて、大阪地検特捜部は詳しい経緯を調べています。」 財務局側が、森友学園が購入できる金額を確認し、それ以下の額で売却価格を決めたということです。最初から結論ありきであり、ブラックボックスになっていた交渉経緯がようやく日の当たるところに出てきました。

 財務当局は背任の疑いで告発もされていますから、大阪地検特捜部がいつ強制捜査を行うのかという点も非常に重大になってきました。「8億2000万円」の値引きなど尋常ではありません。

 財務当局の一存でできるはずもなく、その背後関係にどこまでさかのぼれるのかということに誰もが注目しています。

 めでたく国税庁長官に栄転した佐川宣寿氏ですが、このまま国税庁長官の地位を維持できるとは思えません。早晩、失脚します。佐川氏は、安倍氏を守るために知らぬ存ぜぬ、破棄したで押し通してきましたが、それも官邸の意向を忖度したからだと誰もが思っているわけです。

 今になって、安倍氏に不利益な情報が次々と出てくるという事態は、もう止めることはできないでしょう。

 安倍氏は、この第2次安倍内閣発足移行、周囲に敵ばかりを作ってきたというのが実態だろうし、それを力で押さえ込もうとしたことの限界が来たのです。力で押さえてきたことのつけが吹き出ようとしているのです。

 安倍氏は沈みゆく泥船でしかなく、安倍氏という泥船に乗りたいなんて思う人は、一部の狂信的な安倍応援団を除けば、誰もいません。

 これまで報復人事や功労人事などで露骨に粛正を行ってきたのが安倍政権です。

 加計氏との関係で一緒にゴルフをしたり食事をしたり、しかも奢ってもらったりなど関係は親密ですが、もとより食事を奢ってもらったからという程度で加計学園による獣医学部新設に便宜を図ったとは思いません。それ以上に親密な人間関係、しかも思想による絆なのでしょう。しかし、獣医学部新設が頓挫したとき、森友学園のように加計氏から全てが暴露されかねません。

 それ故に安倍氏が、獣医学部新設について加計学園としたことの白紙撤回を突きつけられても、拒否するという結論しかなかったのです。「【詳報】衆院閉会中審査 再び加計問題めぐり質疑」(朝日新聞2017年7月24日)

「玉木氏が加計学園獣医学部新設について『白紙に戻して、手続きをもう一度やり直さないか』と首相に求める。

 首相は『文科省としても法令にのっとって適正に対応している。私が働きかけをしたか、指示をしたかは(予算委に出席している参考人の)すべてが指示はなかったと述べているし、実際に私は指示をしていない』と強調。『友人が関わっていることであるので、疑念の目が向けられていることは十分考えながら、何ができるか真剣に考えていきたい』と答弁。

さらに『適切なプロセス、オープンなプロセスで進められた。白紙にすることは考えていないが、国民の皆さまの疑念を晴らすために何ができるか考えたい』。」 白紙撤回=加計学園を外せではありません。白紙撤回せよとは、改めて獣医学部新設の是非について検討し、仮に検討結果が新設を認めるべきとなった場合でも改めて適切な条件を設定し、公明正大に各大学に申請させよ、ということです。
平成30年に開校などという不透明な条件は白紙に戻せということです。

 これは加計学園を外せということではなく、加計学園京都産業大学やその他、獣医学部新設を希望する大学に平等に機会を与えよということですが、安倍氏は、この要請を拒否したのです。疑惑を晴らすというのであれば、最低限、この程度をしないというのは道理に合いません。

 安倍氏は是が非でも加計氏の口を封じるためには加計学園に新設を認めるという方針は堅持しなければならないのです。

信頼とはほど遠い安倍総理
私個人としては、獣医学部新設など認める必要性は全くないし、仮に認めるにしても道義的に加計学園は辞退すべきと考えますが、そこは百歩譲っても安倍氏が白紙撤回を拒否する理由はどこにもありません。
 にもかかわらず、白紙撤回しないという安倍氏は、そこでは触れられたくないものがあるということです。
「真っ黒にさらに黒塗りする安倍総理 今さら支持率が回復することはない 総辞職あるのみ」


■ 政治
安倍首相を悩ます「持病悪化説」と「昭恵さんの神頼み」
NEWSポストセブン


ある宗教団体に身を寄せることが多いという昭恵さん
「疑念の目が向けられることはもっとも」「これまでの答弁に足らざる点があった」──。7月24日、衆院予算委員会の閉会中審査で、「加計学園問題」の集中砲火を浴びた安倍晋三首相は、いつになく低姿勢をキープした。毎日新聞の全国世論調査内閣支持率は26%まで急低。20%台になったのは2012年12月の第二次安倍内閣発足以来初めてで、いよいよ政権は危険水域に突入した。
「野党の追及に逆ギレすることも多かった安倍首相ですが、その日は目もウツロ。最近、お抱えの医師団が東京・富ヶ谷の安倍私邸を密かに訪れることもしばしばで、都内高級ホテルの一室でも頻繁に医師と面会しているとされます。内実は明らかにされませんが、持病の潰瘍性大腸炎が悪化したのではと囁かれています」(安倍家に近い政界関係者)
 夫が迎えた最大のピンチに、妻の昭恵さん(55才)といえば、“どこ吹く風”状態。7月5日から12日まで、ベルギー、ドイツなど欧州6か国訪問には昭恵さんも同行していた。帰国後の7月14日、金沢で行った講演では、「いろいろな報道があるなかで、いいこと悪いことを取り上げていただいて、私も有名人になった」と相変わらずの軽口で会場の笑いを誘った。
「でも、帰国後は自宅をほとんど空けています。スピリチュアルな感性が合う仲間のところを転々としていたり、気楽な地元に帰ったり。まるで雲隠れのようで、嫁の不在を見かねた姑・洋子さんが私邸で、『またいないのね…』とこぼすこともしょっちゅう。昭恵さんはつい最近までは“離婚はしない!”と言い切ってましたが、支持率低下を見て、この状況では夫を置いて逃げ出したといわれても仕方ないですね」(前出・政界関係者)
 この期に及んでも、昭恵さんの“神頼み”はエスカレート。政権支持率が落ち始めた6月23日、岐阜で行った講演では、「何か大きな力が働いて、主人は天命をいただいている」と神妙な顔で語っていた。首相官邸筋がため息とともにつぶやく。
「現在、昭恵さんは千葉県内にある“波動系”の宗教団体の関連施設に身を寄せることが多いという情報です。一般の信者が泊まる場所ではなく、団体内でもVIPが泊まるスペースに滞在しているそうですよ。総理も把握されているのかどうか…」
 昭恵さんは以前から、「水に良い言葉をかけると綺麗な結晶ができ、汚い言葉をかけると歪な結晶になる」との「波動理論」を唱えた故・江本勝氏を信奉している。
東日本大震災の際には「愛と感謝の祈りを福島原発の水に送ってください」という江本氏のメッセージをブログで代読した。「大麻解禁論」も江本氏の影響によるものだと彼女自身が認めている。夫の大ピンチで昭恵さんは神に何を祈っているのか──。
※女性セブン2017年8月10日号