安倍昭恵首相夫人が名誉校長だった「愛国主義」小学校の理念

安倍昭恵首相夫人が名誉校長だった「愛国主義」小学校の理念
2016.12.12

「朕惟フニ…」の教育勅語を暗唱し、皇室を尊ぶ学び舎が来春大阪に開校!



首相の外遊に同行した昭恵夫人。「小さいころから神様の存在を身近に感じていた」という

昭恵夫人は本当に感受性の強い、素晴らしい方です。昨年、ペリリュー島から戻られた天皇・皇后両陛下を、安倍首相夫妻が空港に出迎えた時、昭恵夫人の両眼からワッと涙が溢れたんです。私はそれをテレビで見ていて、あとで昭恵夫人にその時のことを訊いたら、『そうなんです。(両陛下の思いが)胸にグッときて』と話していました。
名誉校長になっていただくお願いをした時も、即断でハイと言っていただきました。ありがたい話ですね」

学校法人森友学園籠池泰典(かごいけやすのり)総裁(63)は本誌の取材にそう語る。

来年4月、大阪・豊中市に開校する「瑞穂の國記念小學院」の名誉校長に安倍昭恵夫人(54)が就任し、HPに「日本人としての誇りを持つ、芯の通った子どもを育てます」という挨拶を寄せた。設立代表者の籠池氏は、大阪・淀川区で長年「塚本幼稚園幼児教育学園」を経営し、園児に明治天皇が発布した「教育勅語」を暗唱させるなど、「皇室を敬い、日本の心を知る」愛国主義教育で知られる。

新設する小学校の教育方針と、昭恵夫人との交流について、籠池氏に聞いた。

昭恵夫人と知り合ったのは、第一次安倍政権が終わったすぐあとです。我々の幼稚園のPTAの方のご紹介で、何度もこちらに来ていただいています。'14年の衆院選期間中には、わざわざ一日割いて保護者を対象に講演していただきました。住吉大社にお参りに行かれた際に立ち寄っていただいたこともあります。

私も2ヵ月に一度くらいの割合で東京に行って靖国神社にお参りしますけれども、昭恵夫人靖国にしばしば参拝されていると聞いています。我が国のために、一生懸命戦っていただいた方々に手を合わせるのは自然なことです。5年前に東日本大震災が起きて、日本人の素晴らしさ、人の心を思う気持ちが脚光を浴び、若い人にも日本人の心を見つめ直す気持ちが如実に出てきたと思う。


日本会議の大阪代表を兼務

昭恵夫人にも、こちらの幼稚園で教育勅語を暗唱する子どもたちを見ていただきました。非常に関心を持たれ、「(儒教四書五経の一つ)大學を取り入れられたらいかがですか?」という示唆もいただきました。次に来られた時は園児たちが暗唱できるようになっていたので、「こんなに小さい時から頭に入るんですね」と驚いておられました。

教育勅語というと皆さん復古調だとか言われるんですけれども、「朕惟(おも)フニ」というのは「私も教育勅語の徳目を守っていきますので、国民の皆さんも一緒に守りましょう」ということで、何々せい、という命令じゃないんです。教育勅語には、神武天皇の建国の詔(みことのり)、聖徳太子の一七条の憲法水戸光圀公の水戸学、本居宣長古事記伝に八紘一宇の精神が、全部受け継がれている。長い歴史の凝縮形で、どうみても素晴らしいと思います。

いまの日教組は、日の丸を見て「あれは血の色だ」という人たちですよ。日本人の民族性をおとしめて、どこからカネをもらっているんだろう、と。

我々はこういう方針でやっていますんで、親御さんのなかには途中で違和感を持って辞めていかれる方もいます。それは仕方ない。ネットには酷いデマも書き込まれているようです。いままでは静観していましたが、小学校を開校するタイミングもあるし、口で言わないと伝わらないものもあるかな、と思っています。

新設する小学校では、教科書のほかにオリジナルの副読本を用意しています。歴史的な内容、心の機微を学び、日本を取り巻く地政学を教えていきたい。ロシアがこちらにミサイルを向け、北朝鮮がテポドンを配備し、中華帝国がちょっかいを出してきている時代ですからね。

私は30年前から日本会議の大阪代表・運営委員を務め、平沼赳夫先生(衆議院議員)には以前からご相談していましたが、不思議と安倍首相ご夫妻も平沼先生と懇意だった。これもご縁、神の力でしょうね。自然と人が集まるんです。

安倍首相は日本会議歴史観に共鳴しているというが、実は昭恵夫人も同様ということか――。



豊中市に建設中の校舎。廊下には伊勢神宮に近い松阪産の杉材を使用。初年度は1、2年生80名ずつを募集



大東亜戦争はルーズベルトに難題を言われ、打って出るしかなかった戦争です」(籠池氏)



籠池氏の学園では教育勅語と「君が代」の歌詞が刻印された煎餅を独自に製作している



塚本幼稚園内には皇族の写真のほか、提灯が掲げられる。近々神棚も作る予定だという

PHOTO:加藤 慶 時事通信社


投稿日時 10日前
jopan
その他(社会問題)
愛国幼稚園の目的とは
塚本幼稚園という極端に愛国的な有名幼稚園があります。
幼稚園児に教育勅語を勉強させ、五箇条の御誓文を習わせてるそうです。
中国や韓国について悪し様にののしり、それら国籍の在日の父兄関係者に対し罵詈雑言を浴びせたりするという話が伝わってきてます。

聞くに堪えない、見るに堪えない情景が浮かんできますが、安倍晋三昭恵夫人はそれら園児を見れば大いに感激感動したということなのですが、やはり極右の大立者の夫人たるもの、そっちのケがあるのでしょうかね。
この学校法人は新たに「安倍晋三記念小学校」なるものを昭恵夫人を名誉校長として設立するために、国から時価の9割引きで国有地の払い下げを受け、次なるは愛国小学校で愛国児童を育成するつもりらしいのです。(この件は刑事事件疑いで今問題になってます)

この幼稚園は何の目的で左様な教育をしてるのですか。
幼稚園の校長の個人的好みなのか、もっと大きな思想信条に由来するのか、或いはその種の右翼的欲求が一部の父兄に存在しているのか、或いはこれも時代の趨勢というもので致し方ないのか。
もしや父兄を騙して園児を入園させた後に父兄のあずかり知らぬところで奇怪な教育を施してるのではないでしょうね?
どう思われますか。

参考記事
http://lite-ra.com/2017/02/post-2920.html
http://lite-ra.com/2017/02/post-2926.html
通報する
投稿日時 10日前
nankaiporks
森友学園理事長は悪しき右翼団体日本会議の幹部です。
日本会議自体、捏造されたプロパガンダ映像を作り、各地の超中学校で講演し、子供達に悪しき思想を植え付け、将来の右翼を作り出そうとしてきました。
なので、その一環でしょう。
父兄たちも騙されて入園させています。
寄付などを断れば、恫喝、誹謗中傷、嫌がらせのオンパレード。
こんなとこで子供達を預けていいのでしょうか?
即刻廃園、そして関連学校は認可の取り消し、廃校を求めますね。

当初より安倍晋三記念小学校が正式名称だったらしいが、この不正取得などにより安倍晋三自ら名前の使用を拒否したらしいです。
安倍関与は明らかになりました。
即刻辞任していただきましょう。

■ メディア
森友学園ネタ 「どの新聞がどう報じないか」を読む密かな愉しみ ?由々しき問題をニヤニヤと野次馬的に読んでみる? - プチ鹿島
文春オンライン

 それにしても『安倍晋三記念小学校』という字面は何度読んでも強烈だ。
三波伸介凸凹大学校』以来のインパクトである。
 懐かしのバラエティー番組は置いといて、「森友学園」ネタが盛り上がっている。2週間前にはこんな書かれ方だった。
《少し前まで政治家や中央官庁が名前を連ねるニュースならば「こんなおいしいものはない」とばかり各紙社会部が飛びついてスクープ合戦を繰り広げたものだ。大阪ではニュースになっているようだが、東京では伸び悩みだ。》(「日刊スポーツ」「政界地獄耳」2月18日)
疑惑の追及を受ける安倍首相(2月24日)・共同通信社
 この社会面コラムタイトルは「首相の疑惑追及なぜ伸び悩む」。
 野次馬的な新聞の読み方を推奨したい私としては「なぜ報じないのか!」と怒るのもいいけど、「どこが報じないのか?」とニヤニヤして読み比べることもオススメしたい。
「とりあえず取り上げました」感がすごい読売新聞
 例をあげよう。安倍政権を支持している(と思える)「産経新聞」「読売新聞」の報じ方がとにかく面白いのだ。
 森友学園ネタの初出は2月9日の「朝日新聞」。「学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表、近隣の1割か」。
 「読売新聞」が報じたのはその9日後。
 2月18日に「国有地売却で首相『関係していたら辞める』」と初めて報じ(東京版)、その次は6日後。「国有地 8億円安く売却 評価額より 大阪の学校法人に」(2月24日)。
 国会で議論になったので「とりあえず取り上げました」感がすごい。
 産経新聞は2月18日に「国有地売却 差額に波紋」と社会面(東京版)で初出し。そのあと森友学園絡みで目立って面白かった記事が、
民進公聴会サボる」(2月23日)。
民進党辻元清美玉木雄一郎衆院議員が21日に開かれた衆院予算委員会の中央公聴会を“無断欠席”していたことが22日、分かった。(略)大阪府豊中市の国有地が学校法人「森友学園」に売却された問題の「追及チーム」メンバーとして現地を視察していた。》
 そ、そこ!?
 こういう切り口での「森友学園」の登場の仕方だった。読み比べの醍醐味である。
そ、そこ!? 「民進公聴会サボる」2月23日の産経新聞より
首相の「意向」と「威光」、そして「忖度」
 私は前々回のこのコラムで「安倍首相の"朝日に勝った"発言」を取りあげた。最近の朝日は元気がないのでは? とも書いた。今回の森友学園ネタは"朝日の逆襲"にも思える。新聞好きとしてはウオッチしたい展開だ。
 安倍政権を支持する新聞と批判的な新聞。私はどちらがあってもいいと思う。どちらも読むと違いが浮き彫りになって便利だからだ。たとえば「今、政権側にとって何が厄介なのか」は、むしろ親政権側の新聞を読んだ方がわかる。他と比較してあまり報じられていないものに注目すればよいのである。それが現在は森友学園ネタなのだ。
 さて、この森友学園問題。

最大の興味は「首相の関与があったのか、なかったのか」。
 首相は先月17日の衆院予算委員会で「妻が名誉校長になっているのは承知している。私や妻が(売却に)関係していたとなれば、首相も国会議員も辞める」と述べた。
 ここで、読み方が同じ2つの漢字をあげたい。「意向」と「威光」。
 首相が関与していればもちろん「意向」。これは無いと首相は否定している。
 では、誰かが首相の「威光」を利用したことは無かったのか?これが私にとっての興味である。
森友学園」が取得した土地の視察に訪れた民進党辻元清美玉木雄一郎衆院議員(2月21日)・共同通信社
 さらに言えば、ここ数年「忖度(そんたく)」というキーワードがよく出てくる。
 2014年11月、安倍首相がTBSの『NEWS23』に出て「街の声」が偏っているとイラッとするや、数日後に自民党から在京のテレビ局に(この後おこなわれる)衆議院選挙は「中立公平に報道すべき」という要望書がおくられた。
 これは首相の「意向」かもしれないし、周囲の「忖度」かもしれない。そのあとテレビ局がビビったことを考えると「威光」はあったと思える。
(※現在のテレビの選挙報道姿勢については「真の争点に焦点を合わせ、主張の違いを浮き彫りにする挑戦的な番組が目立たず、残念」という見解が出た。「選挙報道の公平性、量で判断せず BPOが初見解」「日本経済新聞」2月7日)
 果たして今回、同じ構図(意向、威光、忖度)が森友学園に対してあったのか、なかったのか。冒頭で紹介した記事のように「こんなおいしいものはない」と新聞が活気づかなければウソだ。
 最後に言うと、「安倍晋三記念小学校」で気になるのは教育勅語でも国粋主義でもなく、国語の授業で「云々」を「でんでん」と読ませるのか? という点です。
 とても気になります。