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【政治】
「総立ち拍手」批判に首相反論 「各議員の判断」
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2016年9月30日 夕刊
 安倍晋三首相は三十日の衆院予算委員会で、所信表明演説中に自民党議員の多くが一斉に立ち上がって拍手したことへの野党の批判に対し「まるで首相に拍手しているという批判はこじつけだ。ただ単に侮辱に明け暮れているとしか思えない」と反論した。
 民進党細野豪志氏が「自衛隊員らにではなく、安倍首相に拍手しているように見え、違和感があった」と指摘。さらに、首相自身も拍手していたことに触れ「この国の国会ではないような錯覚を覚えた」と述べた。
 これに対し、首相は「スタンディングオベーションを要請したわけではなく、(自衛隊員らに)敬意を表そうと言った。表し方は各議員の判断だろう。どうしてことさら問題になるのか理解できない」と述べた。
 自民党高村正彦副総裁はこれに先立つ党役員連絡会で「スタンディングオベーションすると叱られる議会の在り方がグローバルスタンダードに合っているのかどうか」と語った。その上で「鳩山由紀夫元首相の所信表明に民主党議員がスタンディングオベーションしたとき、少なくとも自民党は抗議などしなかった」と反論した。