金元大統領死去

韓国:金泳三元大統領死去、87歳「民主化運動の闘士」
2015年11月22日


手を振る金泳三・元韓国大統領(左)と天皇陛下=東京・元赤坂の迎賓館で1994年3月24日、代表撮影

 【ソウル米村耕一】聯合ニュースによると、韓国の金泳三(キム・ヨンサム)元大統領が22日午前0時21分(日本時間同)、ソウル大病院で死去した。感染症の疑いで治療を受けていたという。87歳だった。

 1927年、韓国南部の巨済島(コジェド)生まれ。ソウル大哲学科卒業後、26歳で国会議員に初当選した。野党のプリンスとして頭角を現し、「40代旗手論」で政界に新風を吹き込んだ。71年大統領選の野党候補選出で、当時、まだ無名だった金大中(キム・デジュン)氏(元大統領、2009年8月死去)に敗退した。以来、金大中氏とは韓国「民主化闘争」の同志であると同時に、ライバル関係が続いた。

 79年、朴正熙(パク・チョンヒ)政権の独裁体制を批判して国会から除名され、これをきっかけに起きた暴動が朴大統領暗殺事件の遠因となった。金大中氏とともに「民主化運動の闘士」との評価を受けた。

 90年には盧泰愚(ノ・テウ)政権の与党などとの政党合併に踏み切って新与党の総裁に就任。92年の大統領選で当選し、32年ぶりの「文民大統領」となった。

 就任直後、「過去の清算」を掲げて、軍人出身政権の不正を追及。全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚の両大統領経験者を内乱罪や不正蓄財などで断罪した。対日政策では歴史問題などで強硬姿勢を見せたが、私的には日本人との交友を好んだ。94年、早稲田大から名誉法学博士号を授与された。


狂気の晋三氏は、北朝鮮金家 と親戚的なるがゆえに、世界支配夢みて、馬鹿発言を繰り返す

東京新聞記事より

【政治】
首相「自衛隊南シナ海派遣検討」 体制面など多い制約
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2015年11月22日 朝刊
 南シナ海問題をめぐり、外遊中の安倍晋三首相は一連の首脳会談で、中国の人工島造成に繰り返し「懸念」を表明している。オバマ米大統領との会談では、南シナ海への自衛隊派遣の「検討」を伝えた。しかし日本から遠く離れた海域まで実際に派遣するには、体制面などの制約が多い。 (クアラルンプールで、関口克己)
 安倍首相は十九日の日米首脳会談で「南シナ海での自衛隊活動は、情勢が日本の安全保障に与える影響を注視しつつ検討する」と明言した。米国が人工島十二カイリ内に艦船を派遣する「航行の自由」作戦にも、自ら支持する考えを伝えた。
 ただ、南シナ海への自衛隊派遣は防衛省内にさえ「現実的にはなかなか難しい」(幹部)との見方が強い。派遣する場合、中国に対する警戒監視活動をすることになる。沖縄県を拠点とする海上自衛隊のP3C哨戒機の派遣が想定されるが、航続距離を考えると「(沖縄から)相当の距離があり、警戒監視できる時間は限られる」(同)。
 自衛隊沖縄県尖閣諸島周辺の警戒など、日本防衛の体制維持に精いっぱいな状態にあることも理由に挙げられている。首相は日本の安全保障にどう影響するか注視すると述べたが、南シナ海での活動が日本防衛に直結することも考えづらい。
 「自衛隊南シナ海で継続的な警戒監視活動を行っておらず、具体的な計画も有していない」。菅義偉(すがよしひで)官房長官が二十日の記者会見でこう述べたのもこのためだ。菅氏は米側からの協力要請はないとも強調した。
 首相がわざわざオバマ氏に検討を伝えたのは、日米の結束をアピールし、中国をけん制するのが狙いとみられる。だが安全保障関連法の成立で、自衛隊の活動の範囲は法的には飛躍的に広がった。政府筋も「現実には難しいが、将来どうするかは分からない」と含みを残している。