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現代の「奴隷」、インドは1800万人以上で最多
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)

インドでは現代でも奴隷状態で暮らしている人々が大勢いる。最新リポートから判明したもので、その数はオランダ人口よりも多い。

 調査対象となった167カ国のうち、奴隷状態で暮らしている人の数はインドが最も多く、全人口の1.4%に相当する1800万人以上に上った。

 オーストラリアの非政府組織(NGO)ウォークフリー財団(WFF)が発表した2016年版「グローバル・スレイバリー・インデックス(世界奴隷指数)」によると、現代の奴隷には召使い、性の奴隷、強制労働、児童労働など、さまざまな形態がある。ここでの「奴隷」の定義は、ある人物が搾取目的で他人の自由を奪ってしまった状態を指す。

 世界奴隷指数は、全世界で4580万人が奴隷の状態にあると見積もっている。全人口に占める「奴隷」の割合が大きいのは北朝鮮ウズベキスタンカンボジア、インド、カタールだが、「奴隷」の絶対数が多いのはインド、中国、パキスタンバングラデシュウズベキスタンだった。

 リポートは「インドには、現代のあらゆる形態の奴隷が存在する。強制労働に従事させられる家系、強制的な児童労働、売春、強制的な物乞い、民兵組織への強制加入、結婚の強制などだ」と指摘している。

 リポートの執筆者たちは、具体的に何人が奴隷の地位に従属しているかを知るのは困難なことを認めた。リポートでは米世論調査会社ギャラップが15州で実施した調査を基に、インドでの「奴隷」の数を推計している。

 奴隷状態で強制的に働かせていることで知られるインド国内のセクターは建設業、風俗業、農業、漁業、製造業で、これに家庭での召使いと物乞いが加わると、リポートは指摘している。

 また、インドの法律では人身売買と売春とが区別されていないため、何人が強制売春に従事させられているかを把握するのは困難だという。

 ウォークフリー財団の調査では、結婚を強いられた人、敵対的な武装組織に強制加入させられた児童も「奴隷」としてカウントしている。インドで最も強制労働が多く見られる業種のひとつはレンガ製造業者だった。
By CORINNE ABRAMS AND QASIM NAUMAN